BLOG 【かえる日和】

UPSです

タイトルでピンときた方。海外の空港等で見かけるあれかと思いきや、残念でした。今回の話は貨物輸送の話ではなく、UPSー無停電電源装置の話です。

またわけのわからない話ですみません。しかしこれは放置しておけない大問題に対する対策の一つであり、おそらく注目されている方も多いのでは。(※ちょっと大げさですが)

前置きはこれくらいにして、なんの装置かを説明します。

UPSとは簡単に言うと、停電してコンセントからの電源が断たれても一定時間電気の供給を保つことが出来るものです。

ただ、非常用電源装置とは違い、その稼働時間は十数分程度なので、いきなりのシャットダウンを回避するといった使われ方に限定されます。

昨今では、いろいろなものがデーター化され、こんな個人商店的なわが社でもデーター損失は大きなダメージを受けてしまいます。

なので、そういったことを防ぐ対策としてとても有効なのです。

最近の気象状況では、いきなりの落雷で停電という事もあり得ますので、その時に備えて機器の保護をする必要があるのです。

ということで本日、あれやこれやの設定を終え、無事に稼働を開始しました。

さて、それなりに投資と労力を(といっても大したものではありません)投入した今回の装置の導入でふと思ったのは、そもそも、パソコンがハードディスクに記憶してなければこの装置自体必要ないのではないかという事に気が付きました。

なぜこれが必要なのかというと、いきなり電源を断たれてしまうと困ってしまうのがデスクトップパソコンというものであり、機構的には高速でブンブンと回ってる記憶媒体は、いきなり止まると壊れてしまう可能性があるからなのです。

ということは、物理的な損傷の少ない最新機種であればダメージは少ないだろうし、そもそもノートパソコンならばいきなりコンセントを抜いてしまっても問題ないのでは?

最近ではタブレットPCで仕事をする方も増えていると聞きますから、そのうえでオンライン上にデーター保存しているのであればますます必要がありません。

つまり、古いシステムなので余計な装置が必要になってしまったという事なのです。一般ユーザーの需要としては、いずれは必要なくなるものかもしれませんね。

ただ、現在のシステムに於いて対策を取らなければ、万が一の時にデーター損失のリスクがあるので、古いからとか、余計なものといって目をつぶるわけにはいきません。だから、たとえ一時的であっても今あることに目を向けてきちんと対策を取らなければ足元をすくわれてしまうのです。

昔も今も電子機器というものは、電気的な信号をやり取りする静かな部分と機械的で実際何かが動いている様な部分がずっと合わさって成立してきたのだと思います。それは今後も変わらず共存を続けてゆく事でしょう。

これから、仕組みはどんどん変わってゆくので、ますます機械的なプロセスは見えなくなってゆくのでしょう。

機械的なプロセスとは私が勝手に思っている事で、物事が始まる時と終る時に暖機運転などでゆっくりと稼働状態や停止状態に移行してゆく様な状態を指しますが、例えるならば準備運動や行動を起こす前のルーティンの様なものと理解していただければ良いでしょう。

いまは瞬時に立ち上がって、終わったらさっさと機能を停止させる、もしくはずっと水面下でつながった状態で、必要に応じてそれらを取り出す様なやり方が主流になってきました。

そうすると、機械的な働きを意識しないで色々なものを操作できるようになるので、より簡便にとり扱いができるようになります。

便利だけど何か物足りない、どちらかというと余計なひと手間があった方が安心する。始業前のラジオ体操の様に、そういう何となく儀式めいたことに愛着を感じてしまうのは昭和世代の悪い癖なのでしょうか。

いや、そうでもないなと私個人的には感じています。

そもそも、なんで機構的なものを意識したり、事前のルーティンとかが必要なのかというと、何かあった時に対処できるように備えておくという事でもあります。

そうなのです、これは危機意識の現れなのです。

なにか、強引に大きな話に持って行ってしまいましたが、家なんかも備えとしては知っていると知らないとでは大違い。

便利さに乗っかっているばかりだと、いざという時の備えが甘くなりますので、ぜひ家の中身をイメージしていただくだけでも大分違うと思うので、不具合が起こる前に色々なチェックをしてみる事をお勧めします。

そのチェックのポイントなどは、次回以降でお話ししてゆこうかと思います。

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