BLOG 【かえる日和】

もしもパソコンが無かったら③

前回までの話題では、自分のパソコン環境とその問題点をかいつまんで整理してみました。
最初は紙の資料等を断片的に、手の届く範囲の処理を行っていただけのものが、ほぼすべてがペーパーレスで管理できるようになり、データ量も飛躍的に増えました。
結果、ファイルの格納棚といえるものがサーバー上に移り、情報のやりとりもネット上で行うようになりました。
その上リアルなコミュニケーションもパソコンを介して行われるようになり、その処理の重さをパソコン自体が担うことの負荷もさることながら、それを使う自分自身も重圧を感じるようになってしまった。
というのが今までの流れでした。

さて、そこでわかったことといえば、知らなかったり気づいていなかったり、恐怖心や猜疑心、動揺や心配事などの問題点をあぶり出しただけなので、どれもネガティブな内容ばかりです。

「ないないないー♪」と、昭和アイドルの歌謡曲の様にないもの尽くしではおもしろくないので、対案をぶつけてゆきたいと思います。
よって本日は、パソコンがあるとこんないいことがある、といったことを列挙してゆきたいと思います。

パソコンを使って飛躍的に進歩したのが、図面や表などの資料作りです。
CADが使えるようになって、あの煩わしい線引きから解放されたのは画期的でした。しかも引き出し線や寸法値などが一発で表示されたのには感動すら覚えました。
これはだいぶ前の話なので、今はすでに当たり前になってしまっているのですが、改めて当時の感動を思い出すべく最初に取り上げてみました。

次にあげるとしたら、プレゼンテーションのツールとしての活用ですね。
今だったら、たとえば壁の色なんかを写真のレタッチで変更してみて、なんてことも行います。
パースなんかも3Dソフトを活用して行うこともありますが、私はどちらかというとヘタクソなりに手を動かして描くのが好きなので、手書きスケッチを基にパソコン上で修正したりなんてことは行います。仕上がりを短縮できることもさることながら、あらを修正する事にも活用しています。

動画もいつの間にかパソコンで視聴するのが当たり前になっていますが、当初はなんで映画一本がネット経由でみることができるのかさっぱり理解できませんでした。当時は写真の転送だけでも一苦労で、圧縮したり分割したりでまともに送ることができなかったリしてましたが、そんな頃でもなぜか動画は解像度が荒いなりにも動いていたのが不思議でした。
まあ、疑問を持ったところで仕組みについてわかるわけがないし必要もないので、今は特に気にすることもなく受け入れていますがね。

写真転送で思い出しましたが、データーの受け渡しをフロッピーディスク(※1.4メガバイトほどの容量を記憶できる磁気ディスク媒体)で行っていた頃は、そんなに大量のデーターを送ることができず、パソコン上で画像データーを作れたとしても送る手段がなかったりなんて問題が発生したりしてました。その後200メガバイトほどの記憶ができるMO(マグネトーオプティカルディスクが普及し出すとそれにデーターを詰めて他事業所や工場に送ったりしていました。仕事が詰まってくると運送便の引き渡し時間に間に合わず、深夜にトラックターミナルまで持ち込みに走るというのが日課でした。
それを思うと、24時間いつでも大量のデーターを送ったり、サーバー上で共有できたり出来るようになったのは画期的なことだと思います。

SNS等のコミュニケーションツールがどんどん進化していますね。
リアルに会ったこともない方と仕事を通じてはなすことが出来たり、共感できたりといったことができる事で、物理的な距離を一気に縮め、時間的な拘束や煩わしい手順を省略できたりする事が出来ます。

要は、手順の省力化という場面ではものすごく有効なツールとなるのがパソコンなのだと言えるのではないでしょうか。

子供の頃、SF等を観てるとすぐに感化されて、ワープしたり加速装置を作動させてみたりタイムリープで時間移動してみたり、といったことを夢想していましたが、それの疑似体験に近いことをパソコン内ですでに行っているという事実に若干興奮します。
テレビやラジオのタイムシフト機能なんて、番組をリアルなものと感じる事が出来るのならば、時間旅行そのものなのでは?とさえ思ってしまいます。
自分がインターネット上で結構やるのが、昭和の古い時代の航空写真や古地図、町並みの写真を眺めたりすること。
地図を眺めるとき、町並みやその土地の雰囲気を想像して楽しんだりしていますが、古い地図と写真をセットで眺めると、まんまその時代への時間旅行のツールになり得ます。

こんな感じで、自分の嗜好にあわせて情報を得ることが出来たり、自分の好きな時間に時間軸を越えてそのときのリアルを追体験できたりするのもパソコンの利点ですね。

いろいろと列挙してみましたが、まだまだ出てきそうです。
やり始めると長々と広げてしまうのが悪い癖です。

ここいらでいったん区切ってまとめに入りましょう。

今後、パソコンの活用方法で良いアイディアがでたら順次取り上げてゆくとして、この思考実験はいったん終了したいと思います。

思考実験とカッコつけたけど、実際は嗜好の問題で好きになれるか嫌いになれるか程度のものだったのでは。
あればややこしい、なければ寂しくて不安になる。
あれ?なんかの歌詞みたいですね。

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