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BLOG 【かえる日和】
4.302020
エイティーズと相対する
自分自身は積極的にテレビは見ません。
これは以前にもお話しました。
ただ、自宅のリビングは子供たちによってテレワークならぬテレウォッチのための観覧席となり、ほぼ全日稼働中です。
とはいっても、最近はYOUTUBEの閲覧の方が多いかもしれませんが。
そのテレビですが、たまに見かけると明らかに昭和40年世代を入れ食いさせるような番組が展開されています。
たまにでその確率なので、実態はもっと増えていることでしょう。
かつて、一世を風靡したミュージシャン達がベストテン形式で紹介されていました。
「カルロストシキとオメガトライブか、いいよねこの曲好きだったよ。」
「こりゃなかなかお目がトライブ」
「・・・・。」
なんて和やかな会話がお茶の間で繰り広げられるのです。
おや?これはテレビ局側が狙ってきたのか?
もしかして、気が付かないうちにマーケティングにさらされている?
最近割と平成の子たちが昭和アイドルやカルチャーに入れ込んでいたり、
世代をまたがって情報共有したりする流れが一部ではあるかなとは思っていたけど、
なるほど、昨今のコンテンツ不足とステイホームの状況を一気にまとめるキラーコンテンツが昭和なのでしょうか。
ネタは存分にあるし、受け手であるお茶の間の会話もその場で広がります。
子供世代はある意味新鮮に感じるだろうし、
親世代はひたすら懐かしい、誇らしい。で、ちょっと甘酸っぱい。
すこし考えてみると、仕掛けは結構前から行われていたかなと思います。
自分らの熱狂したかつてのカルチャーなどに子供たちが興味を持ってくれると単純にうれしいし、
それを彼らと共有したいとなった時の行動力は割と衝動的に発動されます。
現に最近またルービックキューブを買ってしまいました。
子供たちとカチャカチャと競い合うのは単純に楽しい。しかも40年近く前の同じような光景が別の視点でよみがえる事もなぜか新鮮です。
懐かしいものばかりが仕掛けられているわけではないと思うし、たまたま自分がそれに引っかかって、視点がそちらに向いてしまっているだけなんですが、気持ちが今そっちの方向に向いているというのはきっと何かあるんだろうと思うわけです。
懐かしいだけじゃない、その時代の本流の空気感と相対する亜流のもの。
サイドストーリー。アナザーストーリー。
リメイク、リ・プロダクト。
うーん・・。
すぐ答えが出るかは分かりませんが、ちょっと探ってみようかと思います。
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