日々の業務でちょっとした隙間時間が生まれます。

今回は、そのちょっとの時間で事務所の機能を更新すべく、目隠しパーテーションを兼ねた本棚を製作しました。

目的は３つ。

一つは増えてしまったカタログ類の保管に必要なスペースの確保

二つ目は窓側に配した作業机の目隠し機能と窓に張り付けたサインの視認性向上

三つ目は整理整頓による作業性向上

まさに一石二鳥を狙ったわけですが、ここは普段の仕事とは考え方を分けて、ひたすら省力化と効率化を目指して作業を行いました。

上記二つは仕事をする上で必要不可欠なものなので、あえて目標とすべきことでもないのですが、今回は少ない時間内に終わらせないといけないので、かなりバッサリと割り切った作りに徹しました。

基本的には木軸で構造を作り、ケイカル板で囲い、フローリング板を棚板としました。

更に、もともとあった腰壁も活用しました。

今回の目的の一つ、窓のサインを際立たせるには色が大事ということで、事前にフォトショップにてシミュレーションを行いました。

ここはやはり元気な色味でキバナデザインのコーポレートカラーでもある山吹色をすえるべきか、あえて看板等にも多用しているチャコール色にするかで大いに悩みました。

文字を際立たせるには暗色が良いというのもあるのですが、一方で、アイキャッチにもなる明るく元気のある色味も使い方によってはとても魅力的です。

オレンジ系の色味は別名でビタミンカラーとも呼ばれ、カラートレンドでは数年ごとに流行りがやってくる色味です。

世の中の機運が上向きに振れている時、もしくはその期待感の表れで出現するトレンドのようですが、短命であるためすぐに別の色で更新しなければなりません。

なので、元気づけるには良いかなと思ったのですが、ここは継続的に使用できるように、という事にして、結果無難なチャコール色を選びました。

　ちなみに脱線すると、このビタミンカラーを使った商品でロングセラーのものがあります。大塚製薬のカロリーメイトがそれにあたるかと思います。

この会社のカラー戦略はいつも秀逸だなと思っていて、商品のイメージとカラーのマッチングがとてもよく考えられているので、永きに渡り愛される商品になったのではと推測しています。

　さて、正味１日をかけ、棚は完成しました。

我ながら鮮やかな手の抜きっぷり・・いや効率化と省力化が結実した、スッキリ潔いものが出来上がりました。

うっかり元の状態を撮り忘れてしまったのですが、あまり大幅な更新がなされたような気がしない馴染みの良さで、本人的には満足です。

これで、効率よく仕事がはかどりそうです。

こういった定期的なメンテナンスは必要ですね。

気をよくした私は、ちょっとした更新のためにプチリフォームなんてのも今後推奨してゆきたいとなんてことを考え付いたので、今後そういった提案もどんどんしてゆきます。

ご期待ください。