BLOG 【かえる日和】

静岡マラソン2019 完走

二度目の挑戦、そしてジョギングを始めてから5年目にしてようやくフルマラソンを完走できました。

もうそろそろ趣味はジョギングですって言っていいですかね?

とはいうものの、記録的には制限時間ギリギリでのフィニッシュでした。

スタート号砲からきっちり5時間30分でバッサリと切られますから、フィニッシュゲート閉鎖が残り五分というきわどい位置を走っていた私は、もしも少し手前で気を抜いて歩いてしまっていたら去年に引き続き今年もゴール手前で無念のリタイアとなっていた所でした。

今年の完走率は91.7%だそうで、平年よりちょっと高いみたいですね。数値を見ると当たり前に完走できそうな値ですが、自分としてはようやっとここまで来れたなという気持ちで一杯です。

思えば走り始めた頃はといえば、日ごろの運動不足のせいで走ることもままならず、まずは歩く練習から始めて、それを1年くらいはひたすら続けていました。

とにかく走る以前の問題だったのですが、それでも徐々に走れる距離が増していき、勢いに乗った私は調子に乗りハーフマラソンをこなし、フルマラソンへと駒を進めていったのです。

が、初回の結果は惨敗。

まだフルを走り切る体ができていなかった事を悟り、いろいろと策を練ることにしました。

たった一年では劇的な変化も期待できないことも分かってきたので、そこは最低限の走力で勝負をかけるとして 、あとは余計なロスタイムを無くすことと効率アップに注力しました。今回は少しでも時間を稼ごうと、スタートライン通過時間のタイムロスを減らすために1ブロック前に移動したり、コース上の失速ポイントを頭に入れてペース配分したり、なるべく人の陰に隠れてかぜをしのぎ体力を温存させたりと、小賢しい手を使いゴールを目指しました。

ですから今回の完走は、自分のトレーニングの成果というよりも、戦略と執念で勝ち取ったゴールとも言えます。

なので、今回のフルマラソンの挑戦は、ガチというか執念深いというか、とにかく制限時間内でのゴールに強くこだわった結果だと思っています。

実力が伴っていないからこその鼻息の荒さみたいなものを感じますね。

とにかく、ようやくスタートラインに立てました。

ここからは、タイムを縮める挑戦をしたり、もっと楽に走る工夫をしたりといった、いわゆるマラソンを楽しむ方向にシフトできるわけで、それを思うと楽しみが増えていくようで中々ワクワクしますね。

さて、自分の仕事のブログでずいぶん趣味に振った話題を書いていると思われるかとは思いますが、この話題結構いろいろと今の仕事に繋がっているんですよね。

そもそもマラソンを始めたきっかけって大分不純な動機からでして、

なんというか、世のトップを走っている経営者さんとか世の中に影響を与えている人なんかがマラソンをやっているのはなぜなんだろう?

と思ったのがきっかけなのです。

ですので、今いる場所じゃない景色を見てみたい。そんな好奇心から走り始めたといっても過言ではありません。

で、いま思うことは。社会のトップクラスとマラソンランナーの親和性云々はあまり関係ないのではということは分かったのですが、

自分にとっては仕事とマラソン、やっていることって結構リンクしてるじゃんという事です。

実力が伴わないから策に走ったり、余裕がないから執念で仕事をしたり。

という状況が見事に今の自分の走り方とリンクしています。

最近思うのは、いい仕事がしたいとか皆が楽しくなる様な仕事がしたい。ワクワクを与えるような企画とか、思うところはいろいろあれどそれらが実現しないのは、それぞれのゴールを果たせていなくて、単純に次に向かうスタートラインに立ていないだけの事なんだということです。

走った時間以上の結果は残せないとかいうのと一緒なんです。

そろそろ別の景色を見てみたいです。

マラソンで一つ達成できたという事は、次のスタートラインは始まっているのでしょう。

なんか他人事みたいですが、自分にエールを送りたいです。

乞うご期待!

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