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BLOG 【かえる日和】
5.222020
モノマトメ
さて、困りました。
前回、モノに対して「ゆらゆらと揺れるバネのように緩やかに共鳴してゆきたい」なんて事を書きました。
何というか詰めが甘い?きれいにまとめようとし過ぎ?
文章の最後の方に結論めいた事を書きたくて、何となく思いついた言葉をポンポンと繰り出してしまった、という訳ではなかったのですが、しかし、なんというか、抽象的で捉えどころのない言葉ですね。
ですが、書いているときはその言葉が適切な気がしていましたし、実際今の状況や気分を良く表しているかなとも感じていました。
でも、もう一度言いますが抽象的なのです。
ふわっとしているのです。
フラットに物事に接していたときは、割と論理的になろうと心がけていました。
あくまでも心がけまでで全然身についていなかった感もあります。
が、しかし、ここはしっかりと足を踏ん張り、論理的な説明を持って人々を説得してゆくべきでしょう。そちらの方が信頼感がもてるのでは?
あくまでもイメージですが。
なので、オノマトペや抽象的表現を多用する流れを作りたくないのです。
なんですが、しかし気がつけば擬音語を繰り出して煙に巻いてしまいます。そして、どうもそちらの方向に行ってしまいがちです。
さて、そんなオノマトペ。
擬態語、擬声語の表現が、こと味覚、食感を表す表現として上位にランクインしてきたのが昨今のトレンドだとか。
ふわふわ、もちっと、とか感覚に起因したものが確かに多くなった気がします。
タピオカ一つとっても、「こんにゃくの様な柔らかさとしっかりとした腰の強さ」とか、「なめらかで弾力のある歯ごたえ」、とかではなく。
「もちっとつるっと感がたまらない」と一言で言ってしまった方が今風ですね。
感覚に起因するワードが増えたということは、うんちくよりも心が動くかどうかの方に価値観が移行しているのでは?と思う次第です。
で、私も流れの影響を受けて、そういったワードを感覚的に選ぶようになったのでしょう。
ただ、困っているのはその言葉選びの事ではなく、そのときの感じ方にムラがある事です。
「私」の感覚で良いの?
と言うことなのです。
私自身の性格というか立ち位置というか、個性と言うかをどういうカテゴライズをすればいいか考えると、どちらかというと複数の人格が寄り集まっている方向性なのではと思います。
一本の軸があってそこからブレない、と言うのとは真逆かもしれません。
ただし、単純に多重人格と言うわけではありません。
カテゴライズしたキャラに当てはめるとどうもそのあたりにハマる気がする、と言う程度の区分け方です。
しかしながら、数は少ないかもしれませんが、確実にそういった層はいるはずです。
第一印象はふわっとしているけどしっかりとした芯があり、それでいてほっこりとした温もりを持たせつつも、かっちりした精緻な作りが絶妙なバランスで・・
とか言われると訳分からないですよね。
でも、一見そういった真逆の要素を同居させてしまう事に割と抵抗感がありません。
その、訳のわからなさから脱却させる意味でも、感覚のフラット化は有効だったのに・・
え、いまさら?
でもですね、
その、ふわふわでごつごつしていて、
それでいてゆらゆらとあつあつな感情を同居させるような感じ、
やはり嫌いじゃないんです。
心地よいんです。
ああ、困りましたね。